関根です。
本日はお仕事のお話をします。
昨日のことです。
山梨へ送るお仕事がございました。
中距離?いやいや、鹿児島まで行った経験がある私には近距離?そんな事を思いながら・・・。
故人様とご葬家様をお乗せして、いざ山梨へ。
このお仕事は、ラストドライブだと思います。
故人様とその奥様や旦那様が今までの人生を振り返り、想いを馳せ、家路を供にする。
故人様とそのご子息が、今までの感謝と思い出を辿りながら走る。
ご安置すると、家に帰れますが、そこに眠られたまま。
でも、スリーアールズの車両、寝台車にお乗りいただいている時は、移動できるのです。
「ここ、よくお母さん、散歩してたよね。」
「頑張ったなぁ。頑張ったけど、病気の方が強かったんもんなぁ。」
「もう疲れたよな。お疲れ様。ゆっくり休んで。」
様々な想送の言葉が溢れる空間、それが寝台車です。
「あ、ここ、私が小さかった時に家族みんなで住んでいた所の近くだ。」
とほろり言葉が漏れれば、『お寄りしましょうか』と一声をおかけしたい。
それがスリーアールズの想送スピリッツだと思います。
写真はですね、山梨にお送りした際、ご葬家から
「こんなに遠くまで、ありがとうございました。お帰りのお供に、お車でお召し上がり下さい。」
と仰っていただき、一度はご辞退の意をさせていただいたのですが、どうしても、と仰っていただきましたので、頂きました。
暖かい、家族の味がしました。
知らぬ人であれば、ただのお茶とお菓子ですが、私にとっては、暖かい家族の味でした。