みなさんこんにちわ!
本日のブログは加藤が担当させていただきます!
暑い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
水分補給はこまめに取りましょうね!
さて表題の件。
先日のことですが、とある葬儀社様よりご自宅から火葬場までの搬送依頼をいただき、私が担当致しました。
ご自宅から棺を寝台車に納め、故人様のお姉様がご同乗。
火葬場まで1時間の道のりを沢山のお話しで過ごさせていただきました。
故人様は40代後半男性でプロのバイオリン奏者だったそうです。
高校生の時に留学先で入ったジャズバーの演奏に魅了され、音楽の道を志したそうです。
猛勉強の末、現役で音大に合格!
高校生から音大を目指して現役合格できるなんて相当努力されたんでしょうね!凄すぎる!!
ですが音大時代は、周りの学友たちが幼少の頃から英才教育を受けている中、自分だけキャリアが短い為に大変苦労なさったそうです。
そりゃ天才たちの集まりですからね…
私だったら挫折するの請け合いです!
学友たちが卒業後にプロの奏者として活躍していく一方、故人様は楽器メーカーに就職。
サラリーマンとして働く傍で、どうしてもプロの道が諦め切れず、アマチュア奏者として楽団に所属して週末に活動されていたそうです。
そうした紆余曲折を経て、プロの奏者としてようやく活動できるようになったのが40代に入ってから。
夢を叶え、これからという時にご逝去されてしまいさぞ無念だったことでしょう。
故人様の無念を慮ると私も辛かったです…
そうして車内でお姉様とお話をしていると、
「弟の演奏している曲を流してもいいですか?」
私は「是非お聞かせいただきたいです!」と返事。
Bluetoothを繋ぎ、車内における最高の環境でお流し致しました!
車内に流れるは故人様が奏でるヴィヴァルディの『四季』。
美しいメロディと力強いバイオリンの音色で車内は幻想的な空間となりました。
ふとフロントミラーをのぞくと肩を震わせているお姉さまの姿がありました。
私も故人様の人生や演奏に心打たれ、思わずもらい泣きしてしまいました。
火葬場に到着し降車する際に、
「弟もあなたに演奏を聴いてもらえてきっと喜んでいるはずです。本当に素敵な時間をありがとう」
そう仰っていただけたのが本当に嬉しかった。
この仕事のやりがいを感じた瞬間です!
スリーアールズ株式会社に入社してから、誰でも一人ひとりにストーリーがあるとよく考えるようになりました。
それがドラマチックなものであれ平坦なものであれ、さまざまな想いがそこにはあります。
今日もさまざまな想いを感じながら私たちは故人様をご搬送いたします。
今日のブログはここまでです!
最後までお読みいただきありがとうございました😳